家を買うタイミング。適齢期とはいつか。
「私たちにはまだ早い」
「両親などから焦るなと止められた」
「仕事(会社)でまだまだ出世してないので、時期ではない気がします」
このような言葉を、よく聞きます。
では、いつが適齢期なのかを書いていきたいと思います。
まず年齢について。
【物件種別ごと 一次取得者の世帯主の年齢ベスト3】
□注文住宅(※建て替えを除く)※平均38.2歳
「30歳代」55%、「40歳代」23.8%、「30歳未満」10.7%□分譲戸建て住宅取得世帯 ※平均38.1歳
「30歳代」56.2%、「40歳代」27.1%、「30歳未満」8.9%□分譲マンション取得世帯 ※平均38歳
「30歳代」55.4%、「40歳代」24.3%、「30歳未満」10.9%□中古戸建て取得世帯 ※平均41.2歳
「30歳代」42.9%、「40歳代」35.2%、「50歳代」12.4%□中古マンション取得世帯 ※平均42.6歳
「30歳代」37.7%、「40歳代」35%、「50歳代」12.1%より引用。
年齢的には30歳中盤~40歳前半が多いようですね。
続いて年収について。
これは、さまざまなデータが出ていますが、私個人としては、正直参考にならないと感じました。
なぜならば、年収が高ければ、高い家を買う可能性もありますし、日本の平均年収はそもそも420万円(民間給与実態統計調査より)です。
私のお客さんでも、年収に関しては、正直バラバラで、
「このくらい稼いだら、家を買っても良い」
という基準は無いかと思います。
年収300万円でも400万円でもたくさんのお客さんがいらっしゃいました。
正直、200万円代でも購入して頂いたお客さんはいます。
私、自身も、年収360万円の時に買いました。
続いて親族の反対について。
実は、これは、かなり多いパターンです。
そして、その中で、「思い込み」が強く、反対しているケースが多く存在します。
- 私たち(両親)は何歳で家を買ったから。
- 頭金いくら貯金できるまで。
- 贅沢だ。
など。
もちろん、ご両親のお話であれば、耳を貸さない事ものちのちトラブルの元となりますが、正確な情報を知った上で、ご判断して頂く事が賢明かと思います。
最後に完済年齢を考えてみましょう。
私が特に言いたい事は、ここです。
上記、平均年齢(30歳中盤~40歳前半)で計算すると、完済年齢は70歳を超えてしまいます。
一般的に会社員を定年退職する年齢は60歳です。
すると60歳~70歳の間、年金もしくは貯金を切り崩しながら、ローンを支払う事になってしまいます。
できれば、ここの期間を狭めた方が良いと思います。
仮に、30歳で住宅を取得した場合、65歳で完済となります。
25歳で住宅を取得した場合、完済は60歳。
つまり、タイミングとしては、
「早ければ早いだけ、老後の生活を見据えた上では、有利となります。」
35年という期間は、とてつもなく長い期間です。
その中で、自分が現役で働ける期間も限られています。
なるべく、未来の自分にツケを残さぬよう、早いタイミングをおススメ致します。
