「よし、今の家賃と変わらないな」
「きっと払えるだろう」
そんな気持ちで買ったマンション。
管理費・修繕積立金・組合費・駐車場代・駐輪場などお忘れではないですか?

管理費・修繕積立金って何?
まずはここからご説明致します。
管理費ーマンション全体の管理のために、管理会社へ支払う費用。管理人の給与もここから出ています。
修繕積立金ーマンション全体の修繕のために貯めておく費用。マンション全体の資産となる。大規模修繕工事などを行う場合は、ここから支払われています。
ですので、管理費の割合が高く、修繕積立金の割合が少ない場合は、将来大規模修繕をする際費用が足りず、特別負担金として、請求される可能性があります。
中古マンションなどの場合、既に溜まっている金額(マンションの貯金はいくらあるか)などをお確かめ下さい。
既に溜まっている金額(マンションの貯金)は新しく所有者となる買主に権利が移行されますので、途中で引っ越ししてきたからといって、今までの分を特別に徴収されるという事はありません。
管理費・修繕積立金の負担額
マンションによって、違いますし、部屋の広さなどの割合によっても変わりますが、
一般的には、このような基準です。
管理費ー1万円程度(月額)
修繕積立金ー1万円程度(月額)
組合費ー200円(月額)
駐車場ー1万円~1万5千円(月額)
駐輪場ー500円(月額)
この数字については、マンションによって違うので確認をしてみましょう。
一般的に合計金額は月額2万円~3万円程度です。
結構な金額かと思います。
しかし、これを支払うことによって、自分の資産が管理され、価値を保つ事ができるので、重要な費用と言えます。
例えば、35年住むと、合計いくらくらいかかるの?
仮に、月額2万5千円程度の費用とすると、
25000円×12か月=300,000円
300,000円×35年=10,500,000円です。
約1000万円費用がかかるという事は、2000万円のマンションを買う事は、
3000万円の買い物だという事です。
月々の費用負担に直すと、2000万円のマンションを金利1%35年返済で借りると、
月々約56,000円となり、+管理費等25,000円なので、月額81,000円となります。
いきなり高い出費になってしまいましたよね。
これを理解した上で、マンションの購入の資金計画を検討しなければいけません。
マンションは高い買い物になる。しかしメリットもある。
戸建て⇒木材で建築されているため耐用年数は30年。
マンション⇒鉄筋コンクリート造りのため約47年。
一説には、コンクリートの寿命は100年を超えるとも言われています。
その上で、築35年を超えるマンションでも、不動産の販売サイトを覗けば、じゃんじゃん売られています。
そして、どんどん売れています。
価格帯も、1000万円代などで売られているのです。
木造住宅の戸建てでは、そうはいかない。
建て替えありきで、売却が可能になります。
つまり、価値の保存効果が高いのは、圧倒的にマンションなのです。
結論として
月々の費用負担はが大きくなる事を理解した上で購入を検討する。
価値の保存効果が高いため、購入後、住み替え予定、売却などが、ライフプランの計画に入っているようであれば、マンションの方が有利で、損をしずらいと言えます。
