中古マンションをわずか3年で手放したお客さんからの体験談です。
中古マンションなのに騒音問題?
鉄筋コンクリート作りのため、戸建てよりも防音性が高いはずなのになぜ?
決して他人事では無いかもしれません。

Aさん夫妻は結婚を期に、中古マンションを購入し、住みはじめました。
しかし、騒音がうるさく、とても住んでいられないと売却を決意。
防音性が高い「マンション」。特に隣人やマンション全体では、問題のない物件でした。
私自身も不思議に思ったくらいでした。
原因は、目の前にある「学校」でした。
不動産を探しているお客さんの中には、将来の子供のために、学校の近くを検討している方が少なくありません。
それが、まさか仇になるとは、思いもしませんでした。
「音楽の授業で楽器の音」
「体育の授業で、子供の叫び声」
「放課後になっても、クラブ活動」
「土日は静かかと思えば、やはりクラブ活動」
専業主婦で、在宅している事が多い、奥様からしたら耐えられなかったのが、原因でした。
Bさん一家は、お子さんが二人いる、家族4人暮らし。
ご主人の仕事は、夜勤があるお仕事。
子育てに良い住環境をと思い、「公園」の側のマンションを選びましたが、やはりAさんと同じく、耐えられず、数年後に売却し、引っ越しました。
Cさんは、利便性を求め、買い物が便利な、「コンビニ」の横のマンションを購入しました。
すると夜な夜な近所の若者が、そのコンビニの駐車場に、居座るようになったのです。
注意するのも逆上されても怖いとためらい、やはり引っ越しを選択しました。
Dさんは、目の前に、大きな幅員の幹線道路(環状七号線)が通っている事を承知で、中古マンションを購入しました。
もしろん、注意を払い、このくらいの騒音であれば耐えられるだろうと購入を決断したのですが、夜間のトラックの往来の音に耐え切れず、やはり売却をしました。
Eさんは、やはり「駅近」という判断基準のもとに、住宅を決め、購入しましたが、駅の終電が、夜遅くまでダイヤがあったため、就寝時まで、音が無くなる事はありませんでした。
そして、朝も、早くから始発があるため、耐え切れず、売却しました。
このような形で、意外な施設や、自分が望んでいたものが返って、騒音の原因になってしまったケースも多々あります。
また、引っ越しや売却などに至らないまでも、
目の前の土地(敷地)にマンションの建築計画があって、1年以上も騒音に悩まされた。また、自分のマンションの修繕(大規模修繕工事)によって、やはり何か月も騒音に悩まされたという、相談は数多くあります。
アパートなどに住んでいるとわかりませんが、自分のマンション内での、大規模修繕工事の音は凄まじいものがあります。
コンクリートを削る音などもあるため、騒音レベルは、道路工事のガガガガという音と変わりません。
このような音のストレス耐性が低い場合は、ノイローゼになってしまいます。
せっかくの夢のマイホーム暮らしですので、快適に過ごしたいですよね。
なので、マンションを購入する際は、そのようなリスクを含め、ご検討下さい。
マンション自体を動かしたり、修繕をしないという訳にはいきませんので、
場所の選定、もしくは、戸建て住宅なども視野に入れ、広い視野でのマイホーム探しをおススメ致します。
