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【読者様ご質問】2020年のオリンピックは不動産の価格に影響を与えるか。

ご質問を頂き誠に有難うございます。

のすけがお答え致します。

現状の不動産価格の推移

現在、全体的に5%程度の相場上昇がみられております。

要因としては、主に、「投資家勢」の方々かと思われます。

かぼちゃの馬車問題も、ニュースで大きく取り上げれられましたが、サラリーマン投資家も増えております。

また、資産家は、相続税対策などで、不動産に資産を移している方も少なくありません。

海外などでも、特に東京は、都市整備もされていて人口も過密なため、不動産投資先としては、有利と見て動いているでしょう。

東京オリンピックに向けて、インフラの整備が進んだことによる価値の上昇と、

それらの工事に伴って、材料や職人不足による人件費増加が主な要因かと思われます。

このまま上昇傾向が続くのか。

しかしながら、相場が上昇している事は間違いないですが、まず、下記の条件が付けくわえられます。

①東京など一部の大都市のみ

まず、不動産の価格の上昇は、地域により格差が開いています。

特に、湾岸エリアや、スカイツリー周辺、新規の駅や路線が出来たところなど、投資にい向いている一部エリアが、大幅な上昇を見せているでしょう。

②投資家勢の動きが平均値を押し上げている

例えば中国人の爆買いのように、外貨で、高額なマンションがバンバン買われている事も要因の一つでしょう。

2000万円のマンションが値上がりするのと、高額マンションが値上がりする事は意味が違います。

年収についてのデータもそうですが、一部の富裕層が、平均値を大きく引き上げています。

年収200万円以下の方は全体で20%以上、1000万人を超えています。

しかし、日本の平均年収は、約420万円というデータです。

投資家勢が動きを見せている以上は、私は、今後不動産価格は下落するのではないかと考えております。

実需を伴わない投資家勢の値動きは流動的。

仮にオリンピックというイベントで、不動産価格が推移するのであれば、やはり、上記記載のように投資目的の投資家の存在が大きいと考えます。

しかし、実需を伴わない需要、一部地域のみの過熱は、大なり小なりありますが、バブルに似ている部分があると考えます。

投資家はもちろん利益を見込んで回収ができれば、売却を検討するでしょう。

それは、オリンピックが終わった後ではなく、2018年もしくは、2019年が目安ではないかと考えております。

ライバルが売り抜ける前でないと、価格が下落し、売却損が出てしまうからです。

なので、既に上がり切っている状態なのではないかと思っています。

2013年より中古マンション価格はずっと右肩上がり。(62ヵ月連続前年同月よりも上昇)

今、現時点で、これだけ既に上がっているのです。

これ以上、上がり続けるでしょうか。

そもそも、全国的な平均年収データがほぼ横ばい、格差社会、ワーキングプアが増えている状況で、これ以上の上昇を見せる不動産を、誰が購入するのでしょうか。

更に、全国的に見れば、空き家問題も目立っております。

地方のアパートなどは、空室も多い状況です。

 

既に、これだけ上昇し、供給超過となれば、何かをきっかけに下落する事があるかもしれません。

私はそれが、「東京オリンピック」ではないかと考えております。

投資家勢が資金を引けば、一斉に、売却物件が増える事でしょう。

すると、更なる供給超過を生み、下落する。

 

未来は分かりませんが、そのようなシナリオもあるかもしれません。

現在は購入を控えた方が良いのか。

いえ、買った方が良いでしょう。

それは、あなたの、ライフスタイル、年齢なども関係してくるからです。

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また、上記は、あくまでも「全体」及び「平均値」で書いており、地方などの場所によっては全く違う見解であったり、「低価格帯」の中古マンションはまた状況が違っていたりする訳です。

また、価格の上昇と言っても、自分が欲しいマンションの相場を調べ、上昇幅がそれほどでもない場合は、十分購入しても良いと言えます。

まとめ

「オリンピック」は不動産価格を上昇させる原因にもなるかもしれないが、

下落させる要因にもなりうるという事です。

投資家勢は、また新たな投資先があれば、そちらに資金を移動させるだけですので、実際に居住している不動産の値動きとは、少々異なります。

また、地方などでは、年収の下落や格差なども広がり、「値引き合戦」が行われている地域もあります。

現在は、インターネットでも相場はある程度調べられますので、自身の年齢やライフプランによって購入時期を見極めましょう。

ここまで読んで頂きまして有難うございました。

 

 

 

 

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のすけ
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