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ブロガーは住宅ローンが組めるのか。
ツイッターなどで、現在流行しているブロガーのフリーランス化。
サラリーマンではない生き方として注目を集めています。
その中で、「住」のこと、住居を買う事が可能なのか、家を買うべきなのかに注目して、私の意見を書いていきます。
ブロガーの位置付け
もし、会社を辞めて、独立をしたら、フリーランスになります。
つまり個人事業主という事になります。
また、この中にはアフィリエイターも、住宅ローン上では、同じ分類に入るかと思います。
個人事業主とは
まさしく、個人で事業を行う形態です。
税務署に対し、開業届を提出し、確定申告を行います。
一方、会社務め(サラリーマン)は、会社がまとめて申告するため、(副業していない場合)確定申告などは必要ありません。
文字通り、個人で事業を行うため、
(売り上げ)-(経費)=収入
となります。(簡単に説明しています)
個人事業主の住宅ローン審査
これは、銀行(借入先)によって違いますが、基準点は以下の通りです。
- 事業に安定性があるか。
- 事業に持続性があるか。
- 業歴3年以上。
ポイントはここですね。
私自身も、自営業者のお客様は数多くいますが、審査には「業歴」が関係してくるのです。
なぜポイントかというと、3年以上の業歴を見られてしまうと、「穴」が必ず見つかってしまうからです。
つまり、ずっと右肩上がりの業績であれば良いのですが、今回のGoogleの検索順位などの改定によって、一気に下落すれば業歴が3年以上あっても、安定性が無いと判断される可能性があります。
個人事業主に強い銀行
これは、やはりフラット35です。
半分、国の機関のような位置づけのため、やはり審査が通りやすいです。

個人事業主はやはり、住宅ローンには不利?
おそらく、不利です。
同じくして、タクシーの運転手さんや、トラックのドライバーさんなども実は不利になるケースもあります。
その共通点は「事故」です。
例えば、ラーメン屋さんのような事業の場合、明日から来客0というのは、想定しずらいのです。
しかし、交通事故などの生命の危機や、サイトが飛んでしまうという事故を考えると、銀行側としては、不利として考えてくるケースがあります。
ブロガーが住宅ローンを組むためには

では、どのようにすれば、住宅ローンが組めるのか、考えてみました。
①王道の業歴3年
これは、上述した通り、安定した収益を得ながら、業歴3年。
これを守れば、審査は可能かと思います。
②爆発的な収入
例えば、月収300万円などの収益を出しているブロガーさんは、銀行側も、審査可能としてくれる可能性が高いです。
なぜなら、「安定性」の部分に触れましたが、そもそも、パソコン1台で、収益300万円も出す方は、波があって当然なのです。
それは、一般的(ブロガー以外の職種)な事業で考えても、同じで、安定的に300万円の収益を上げ続けれられるのは、最早優良顧客として見られる可能性すらあります。
③事業を法人化
「会社」として、インターネットコンテンツを生み出す事業をすれば良いかと思います。
自分は代表取締役になり、年俸、もしくは、月給制でも構いませんが、そうすれば、安定した収益(年収)は見込めます。
売り上げが多い月でも少ない月でも、月収を変わらず設定すれば良いだけですので。
しかし、やはり代表取締役となれば、会社の運営状況も見られますので、ある程度の収益は必要となります。
④自己資金割合を増やす
物件価格全額を住宅ローンで借りずに、例えば3割の頭金を用意するなど、自己資金で物件価格を賄う形態は非常に有効かと思います。
しかし、仮に、物件価格が、3000万円の場合、3割=900万円となります。
2割だとしても、600万円。
これを自己資金で用意する必要があります。
【結論】ブロガーとして住宅ローンは組めるのか。

結論として、非常に難しいかと思われます。
理由としては以下の通りです。
- 収益を安定させることが難しい
- 業歴を3年以上積み上げるのが難しい
- 3年以内に、自己資金を貯めるのは難しい
- 業態・事業計画を銀行に対し説明するのが難しい
例えば、他業種の例ですが、ロードサイドのラーメン店を出店している事業主は、その道路の通行量や、近くにライバル店があるか、客単価いくらで、席数何席のうち来客数をどれくらいのパーセンテージで計画をしているかなど。
実際に出店してみて、その計画の数字とどのくらいの乖離があったのか、まで割り出せます。
しかし、インターネットの中ですと、顧客は無限大と言っても、どこに、いつ、どのように発生するかが見えない。そして客単価も不明。
これだと、事業計画として成り立たないのです。
ブロガーは家を買うべきか

この記事を執筆現在、シェアハウス、ノマドワーカー、ミニマリスト、さまざまな節約術が流行、公開されています。
家は負債だ、金利がかかる、場所が移動できないなどの意見も非常に目立ちます。
それでは、家を買うべきなのか、私なりに考察を書きます。
尚、大前提で書いておきますが、その方、個人の生き方を否定している訳ではないので、予めご了承下さい。
ブロガー=事業として捉える
ブログというツールで収益を得る。
これは立派な「事業」です。
もし仮に、事業をしているなら、拠点が無いのは、信用性に欠けてしまいます。
それは、管理人(私)個人の信用問題ではなく、銀行、役所、顧客、その他もろもろです。
すると銀行の「事業融資」がいざというときに使用できなくなります。
事業融資を使用するためにも、住宅を所有していた方が、信用性は上がるかと思います。
上述した理由で、住宅ローンが組めなくなってしまうかもしれない
業歴3年と記載しましたが、少なくとも「3年間」家を購入できなくなるかもしれません。
その時間は大切にした方が良いと思います。
今は、全国各地に行ってみたいという希望があったとしても、3年後は結婚などもして、住宅が欲しいと思っているかもしれません。
その際に、3年過ぎたから、住宅ローンが必ず組めるとは限らないのです。
「今」と「未来」では、生活費も変わる可能性があります。
時代が変化するように、私たちのライフスタイルもまた変わっていくのです。
賃貸に出して、副収入のチャンス
家を購入したから、30年間以上、ずっと住まなければいけないという事もありません。
もちろん売却もできますし、賃貸に出して、不労所得を得ることも可能です。
(住宅ローンを借りてすぐに、賃貸に出すのはダメです)
また、団体信用生命保険が、生命保険の変わりになるので、ご家族がいる方にとっても安心です。

家は高額な投資商品だ、巨額の金融商品だ、と言われているが、どこに住んでも家賃はかかる
それが、実家などでない限りは、どこに住んでも家賃はかかる。
シェアハウスで格安に住めても、それは、独身の間だけだったりする。
もし、そこを退出する場合は、やはり家賃がかかる。
もし、各地を転々とするなら、それこそ、宿泊費と交通費がかかる。
それらを考慮するのであれば、金融商品でも投資商品でもなく、居住費であると言える。
しかも、巨額なものを購入しなければ良いだけの話で、2000万円で探せば、月々は53,000円程度。
都内の家賃と比較しても十分安い。
地方のシェアハウスはもっと格安だ、と聞こえてきそうですが、それこそ身動き取れないですよね。
退去したら、同じような家賃の安いところで、どちらに引っ越すのでしょうか。
【結論】ブロガーは未来を見据えて家を買った方が良い

年金制度すらも破綻説が出ている現代において、未来はやはりどうなるか分かりません。
節約術を駆使しても、2000万円の物件を購入した場合(月額約53,000円)と比べて、居住費30,000万円削れれば、良い方だと思います。
すると、23000円の住居を見つけなくてはなりません。
これは、現実的にかなり難しいことと、その30,000円は、家族構成に変化があればすぐに消えてしまいます。
老後の資産としても、活用できるため、私は、購入する事をおススメします。
是非検討してみてはいかがでしょうか。
https://myhomedaddy.com/2018/07/27/three-point-advantageous-purchase-than-rent/
ブロガーが家を買うべきポイント
①事業融資を使用する際、有利に働く
②ローンが組めなくなるリスク(もしくは購入できるようになるまで数年かかるリスク)
③賃貸に出して、不労所得のチャンス
④どこに住んでも結局家賃はかかる
【総合】まとめ

ブロガーだと住宅ローンは借りられないかもしれない。
しかし、家を買った方が良い。
上記を解決するには、
「サラリーマンを退職する前に住宅を取得しておく」
これが一番かと思います。
もちろん、この記事の内容に当てはまらないブロガーさんはいるかと思いますが、これから、フリーランスを目指している方は一度、検討してみるのも良いかもしれません。
どうせ、決意が固く、フリーランスを目指すなら、使えるものは使っちゃいましょう。
それは、「サラリーマンとしての信用」という事も含まれています。
ちなみに、これは、転職する前の方にも同じようなことを話しています。
転職後はやはり住宅ローンが不利になるので、前職の信用を使うのが、一番なのです。
ですから、家を購入するために、転職を遅らせる方もなかにはいらっしゃいます。
内緒ですけどね。
1つの考え方として、参考にして頂ければ幸いです。

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