Contents
家が欲しい。失敗しないように何を準備したら良い?
初めての家選び。まずは何をしたら良いのか。
物件の内覧を繰り返すも、なかなか決まらない。
家探しが良く分からなくなってきた。
そんな方へ向けた記事です。
すごく不安。頭金はどうしよう。
何千万円も住宅ローンを組むのは不安。
少しでも、頭金を入れて、住宅ローンの金額をできるだけ少なくしないと。
そんな風に考えている方は多いのではないでしょうか。

頭金の貯め方(2017年度の全国平均の頭金は651万円)
コツコツ貯金か親族からの援助です。
目標頭金が、500万円であれば、「月々5万円ずつ」などと決めて、貯金をしていきます。
500万円÷5万円=100ヵ月=8.3年
これを28歳から貯蓄を始めると、約36歳で頭金が作れます。
仮に8.3年間家賃6万円の賃貸に住むと。
6万円×12か月×8.3年=597万円
つまり、500万円を貯蓄するために、597万円の家賃を支払ったとも言い換えられます。
また、36歳で購入すると、35年返済の場合、71歳が完済年齢となります。

マイホーム購入は早ければ早いだけお得になる。

上記の計算で、8.3年早く購入した(約28歳)とすると、完済年齢は、63歳となります。
全然違いますよね。
また、貯蓄の期間にかかった家賃負担も無くなり、住宅ローンという資産の形成のステージに移れるのです。
大きな買い物なので、「焦り」は禁物。
よし、では、早く買うために、早く物件を決めなくちゃ。
それでは、大きな失敗に繋がってしまいます。
では、どんな準備をするべきなのか。

ポイント① 生活費を知る。
当たり前ですよね。
という方も多いかもしれませんが、現役不動産営業マンとして接客をさせて頂く中で、これが甘い方が多いです。
なぜならば、「今」の生活費を基準にしようと考えている方が多いからです。
そして「今」の状況がずっと続くと考えている方が多いからです。
- 子供が幼少期、もしくはまだいない。
- 奥様が現役で働かれている。
- 会社の業績が良く、ボーナスがたくさん出る。
これらは、当たり前ではありません。
ボーナスはいきなりカットになるかもしれませんし、奥様が出産のため働けなくなってしまうかもしれません。
そんな時に、焦らないような計画を練る必要があります。
そのため、住宅ローンの繰り上げ返済などもおススメしていません。

では、どのように計画を練れば良いか。
私が推奨しているのは、
「奥様の収入は、現在の半額として考える」
「住宅ローンを払いながらも、3万円程度は貯金を作れる」
この2点で考えると良いかもしれません。
逆説で考えると、(奥様の現在の収入の半分+3万円)=貯蓄に出来るからです。
この計算式が理解できると、自分がどのくらいの価格の家を買えるか(予算額)が明確に見えてくる。
上記のように、生活費を考える訳ですから、おのずと、予算は見えてきます。
もちろん、ボーナス返済なども組まない方が良いでしょう。
何度も言いますが、ボーナスは当たり前ではないのです。
ここは大きな落とし穴になりますので、本当にお気をつけください。
(ローン返済が困難となった方で、この事を理解していなかった方が非常に多いです)
ポイント② 自分にとって、一番譲れないポイントを3つに絞る。

- 場所
- 広さ
- 間取り
- 物件の種類(マンション・戸建て等)(中古・新築等)
- 室内の設備
- 地域
- 方角
- 駅までの距離
- 学校への通学状況(学校区)
更に、細かく言えば、
- お風呂が広い
- 庭付き
- 駐車場が欲しい
- 角部屋
- 近くに公園がある
など、なんでも良いので、「ワガママ」を三つだけ言いましょう。
不動産営業マンは3つであれば、あなたの願いを叶えられるでしょう。
しかし、それ以上になると、ゴチャゴチャになり、物件選びが非常に難しくなります。
なぜならば、お客様自身の頭の中も整理がついていない事が多いからです。
買主様のイメージが強ければ具体的な提案ができますが、ふわっとしたイメージではなかなかつかめないのです。
美容室に行き、「カッコいい髪型にして下さい」というオーダーよりも、〇〇という俳優さんみたいな髪型どうですか?と聞いた方が、美容師さんも提案しやすいのと同じ原理です。
あなたの譲れないワガママを三つ教えて下さい。
ポイント③ 最低でもいつまでに購入したいのか、時期を決めておく。(重要ポイント)

ここ、重要です。
日々接客をしている中で、
3ヵ月以内に買わないと子供が入学式を迎えてしまう。
来月までに住み替えないと家賃の更新時期が来てしまう。
このようなお客様は少なくありません。
このような状況では、納得する家探しは難しいでしょう。
- ライフステージ(入学や、転勤や、出産など)
- 年齢(何歳までに)
- 節目(賃貸の更新など)
自分がいつまでに、家を購入したいのか、今一度ご家族と話合ってみましょう。
そこから逆算して、家探しのスタートを切りましょう。
建売住宅ーすぐに住み替え可能
中古マンションーリフォームをする場合は約3か月、しないようであればすぐに住み替え可能
新築マンションー竣工年月日を確認
中古住宅ーリフォームをする場合は約3か月、しないようであればすぐに住み替え可能
注文住宅ー完成まで、約1年は見ておきましょう。
これらを参考に、焦らないように、家探しをスタートしてみて下さい。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
まずは頭金を貯めなくちゃ⇒家賃負担を考えると、今すぐに家探しのスタートをおススメします。
家探しをする前に準備する事
- 生活費を知り、予算を割り出す
- 譲れないワガママを三つに絞る
- 最低でもいつまでに住み替えたいのか時期を相談する
この3点の準備をしておくと、いざという時に焦らないかと思います。
是非参考にして頂ければと思います。
参考記事



